pebble用の互換サービス「Rebble」(れぶる)と今後のRebbleについて

互換サービス「Rebble」のスクリーンショット

Rebble(れぶる)は、動作にサーバーが必要なpebbleスマートウォッチのための互換サーバー環境になります。
Rebble(れぶる)のTEAMページ記載の方々によって、運営されています。

Pebble社がなくなりサービスが止まる前に、pebble用スマホアプリはアップデートが行われ、このRebble(れぶる)のサーバーに切り替えて、引き続きpebbleスマートウォッチを利用できるようにしていました。そのおかげで、現在でもRebble(れぶる)を用いてpebbleを利用することができるようになっています。

Pebbleが停止する前に、Rebble(れぶる)が出てきて、「しばらくまだ使えるのか。助かるなぁ」と思いました。と同時に「尻窄みになってそのうち消えるんだろうな」とも思っていました。
しかし、すでに数年が経過しても、まだ数万のユーザーに利用されているようで、また、「現状維持」というだけでなく、より便利に使えるようにする動きも予告していました。

その動きの先駆けとして、2020年9月4日に投稿されたRebble · Announcing: Rebble Grants!というエントリーにて、25,000ドルの資金を用意し、下記のような活動を行っていくことがアナウンスされていました。

  • Pebble用の代替モバイルアプリの開発。
  • RebbleOSファームウェア交換プロジェクトの開発
  • Rebble Allianceの目標をサポートするデザイン作業。
  • Rebble Web Servicesの新機能、および新しいウォッチアプリやウォッチフェイスの開発

Rebble · Announcing: Rebble Grants!

Hello, hello! Joshua here, with some exciting news. @ishotjr and I werechatting some recently, and we’ve been super excited by some of thethings that peopl…

その後、2021年2月1日に投稿されたRebble · Get a (Side)load of our New Android App!というエントリーにて、ウォッチフェイスファイルのサイドロードなどを可能にするサイドロードアプリが開発・公開されたことが発表されています。

例えば、言語ファイル(pblファイル)をインストールして日本語化しようとするとき、iOSではPebbleアプリが入っていれば、Safariから直接Pebbleアプリにファイルをロードできるのですが、Androidではそれができませんでした。この点を解決するアプリになります(参考: Pebbleを日本語化する手順をまとめます(2020年11月版) | pebbleらぶる)。そのため、Androidのみの公開です。(下記が、Google Playへのリンクになります。)

Sideload Helper by Rebble – Google Play のアプリ

Sideload Helper by Rebble helps you sideload Pebble watch files (.pbw, .pbl, and .pbz) and pebble store links into the official Pebble app.

Rebble · Get a (Side)load of our New Android App!

It’s a tribute to Pebble’s vision and engineering prowess that their watches still provide value to tens of thousands of wearers more than four years after t…

さらに、2021年10月24日に投稿されたRebble · An all new developer experienceというエントリーにて、開発者用のポータルのアップデートも発表されています。これにより、Rebble(れぶる)ストアにウォッチフェイスとアプリをアップロード・公開することができるようになるようです。

Rebble · An all new developer experience

Hi All, today we are happy to announce that the new Rebble developer portal is live! This has been in the works for a while now, and involved extending the c…

ブラウザ上で利用できるIDEであるCLOUDPEBBLEは、fitbitが保有しているため開けませんが、SDKやドキュメントはRebble(れぶる)の開発者ポータルで参照・ダウンロードできるようですので、作成してウォッチフェイスやアプリファイル(pbw)を生成してアップロードすることで公開できるようです。(すいません、試してはいません。)

Pebble用のスマートフォンアプリは、未だに過去のPebbleアプリがそのまま利用されていますが、これ自体をRebble(れぶる)が代替するアプリも開発中のようです。ハードウェア自体が変わらないので、どうにもワクワク感が爆発しては来ないのですが、引き続き注視していきたいと思います。

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