Pebble復活! 2機種の予約受付が開始!

Pebble復活の2モデル
1月末ごろに、Pebbleの復活が唱えられて(該当記事)から、2ヶ月も経っていませんが、なんともう予約販売が開始になりました!
 
ストアが前日に予告されていたのですが、あまりに早かったので、てっきりTシャツでも売るのかと思ってたのはナイショ
 
めちゃくちゃ重要なので最初にいいますが、ディスプレイの調達の関係で、数量限定販売のようです。すでに「欲しい!」と登録した人数よりも少ない数しか確保できなかったようですので、絶対に欲しいという方は予約することをおすすめいたします
 
rePebbleストアのスクリーンショット
rePebbleストアにある2機種の様子
予約購入は、上記のサイトから行えます! 以下、発表された2モデルの詳細について、紹介いたします。

ストアの冒頭に挙げられている創業者Ericの言葉

私の新しい会社(Core Devices)と私は、オリジナルのPebble DNAを忠実に再現した2つの新しい腕時計を紹介できることを誇りに思います。もしあなたがPebbleを持っていて、それを気に入っていたなら、あるいは10年前にその機会を逃したが、その後そのことを耳にしたなら、これらの新しいデバイスを本当に楽しめると思う。 Pebbleを知らない人のために説明すると、シンプルな機能、長いバッテリー寿命、楽しく風変わりなデザインを備えた電子ペーパー・スマートウォッチだ。2012年にKickstarterで発表された。同社は2016年にFitbitに売却された。2025年1月、グーグルは快くPebbleOSをオープンソース化し、誰でも素晴らしいPebbleソフトウェア基盤を構築できるようにした。 詳細については、発表のブログ記事をお読みください。
まさに、Pebbleを待ち焦がれた人のための新しいデバイスになりそうです。

新しく発表された予約販売する2機種の概要

以前もPebbleは、白黒ディスプレイモデルとカラーモデルに大別されていました。今回も、2機種に大別されるようです。(この点、どちらかに統一すると思っていたので意外でした)

共通の仕様

2機種両方とも下記の特徴を備えています。
  • 常時表示の電子ペーパーディスプレイ(バックライト付き)
  • 超ロングバッテリ(カタログスペックで30日間。Time 2についても、その予定)
  • シンプルで美しいデザイン
  • 物理ボタン
  • Hackable(OS自体がオープンソースで開発可能。また、SDKが提供され、Watchfaceやアプリが開発可能)
  • マイクとスピーカー搭載
  • IPX8の防水性能
  • iPhone/Android対応
    • ただし、iPhoneは、Appleによる制限があり一部制限あり
Pebbleが備えていた特徴そのままに少し進化しています。現在市場に出ているどのスマートウォッチでも結局備えていない特徴になります。だからこそ、多くの人がPebbleを求めていたのです。

2機種の概要と違い

2つ並べて概要を比較し、その下にそれぞれの詳細を記載いたします。
外観rePebble、白黒E-inkディスプレイの「Core 2 Duo」の外観rePebble、カラーE-inkディスプレイの「Core Time 2」の外観
名称Core 2 DuoCore Time 2
ディスプレイ1.2インチ
モノクロ電子ペーパーディスプレイ
1.5インチ
64色カラー電子ペーパーディスプレイ
本体素材軽量ポリカーボネイト金属(おそらくCNCアルミ削り出しになるとのこと)
色展開白、黒複数の予定(未確定。白、黒、あともう一色かも。2025年後半に発表予定)
搭載センサー6軸慣性測定センサー、気圧計、地磁気センサー(電子コンパス)6軸慣性測定センサー、心拍センサー
インターフェース4ボタン4ボタン+タッチスクリーン
価格$149$225
出荷時期2025年7月予定2025年12月予定

共通仕様について

名称について

新しい2つのスマートウォッチは、Pebbleという名称ではなく(おそらく、Pebbleという商標はGoogleが持っている)、Ericの新しい Core Devicesという会社のデバイス、という意味で、「Core」という名前が用いられています。(Pebble Coreという世に出なかった製品っぽくてちょっと縁起は悪い感じもします 😅) Duoは、Do-over(やり直し)という意味のようです。Core 2 Duoは、Pebble 2のやり直しといえるモデルのため、このような名称になったようです。筐体デザインもほとんどそのままで、Pebble 2の部品を保管しているサプライヤーを見つけてそれを利用しているとのことです。
 
Core 2 Duoというのは、IntelのCPUの名称と被るのでちょっとややこしいですよね…

電子ペーパーディスプレイについて

Pebbleのころと同じく電子ペーパーディスプレイになります。低消費電力で、視認性が高く、太陽光の下でも見やすいです。(バックライトもついていますので、夜など暗所でも大丈夫です。)

筐体デザインについて

Core 2 Duo と Core Time 2は、ちょうど、Pebble 2 と Pebble Time 2 との関係に類似しています。しかし、今回のCoreの2つは、いずれもPebble2のデザインを踏襲しており、Time 2は、Pebble Time 2のデザインにはなっていません。 個人的には、Pebble Time 2のデザインのほうが好きでしたので、ちょっと残念です。

ハードウェア性能について

時が経っているため、ベースチップ性能(パフォーマンス自体とワットパフォーマンス両方)が段違いに上がっていると思います。動作はおそらくサクサクかなと思います。(Pebbleのころから動作はサクサクでしたが、より快適でしょうし、アプリも快適に動作しそうです。)

バッテリ駆動時間が、7日間から1ヶ月間に!

以前のPebbleシリーズでは、バッテリ駆動時間は、カタログスペックで7日間でした。実際には、ウォッチフェイスや常駐アプリなどの違いもあり、3日間くらいだったかな(Pebble Time Roundはバッテリが小さくてもっと短かった)と記憶しています。 今回それが1ヶ月間に伸びたようで、これはこの10年間で、Bluetoothチップの電力効率が大幅に改善されたことが原因のようです。これは非常に楽しみです。

スピーカーの搭載

以前のPebbleシリーズでは、スピーカーはありませんでした。ChatGPTなどで音声フィードバックを得る際に便利そうということで追加されたようです。Bluetoothのヘッドセットプロファイルには対応しないようなので、通話に対応ということではないようですが、SIPクライアントなどのアプリ開発は可能になるようです。

バンドは普通の時計のバンドと同じ

スマートウォッチは腕に巻くためのバンドがセットになりますが、Pebbleシリーズは通常の腕時計と同じバンドを利用する形になります。 スマートバンドというものもあった(参照: 「Pebble Time」、スマートストラップの開発支援に100万ドル準備)のですが(忘れてました)、今回の2機種は対応していないようです。

それぞれの詳細: Core 2 Duo について

rePebble、白黒E-inkディスプレイの「Core 2 Duo」の外観

モノクロディスプレイモデルで、Pebble 2の進化版

Pebble 2の後継機種となります。デザイン、ディスプレイの種類とサイズなど、ほとんどを踏襲しています…部品も流用しているようです。

Core Time 2との違い

Core 2 Duoには、気圧計と電子コンパスがついていますが、心拍センサーはついていないようです。Core Time 2は、逆に気圧計と電子コンパスがついておらず、心拍センサーがついています。ここらへんがちょっと難しいところです。てっきり、Core Time 2には、全部ついてるのかと思ったのですが、公式情報によれば、そうでもないようです。 気圧計と地磁気センサー(電子コンパス)があるので、山登りなどに役立つアプリや高度の計測による運動量計測が可能になる気もしますが、後者は心拍センサーが無いと片手落ちな気もしています。いまいちここらへんの選定の理由はわかっていません。
 
また、Core Time 2は、ディスプレイのタッチに対応していますが、Core 2 Duo はタッチに対応していません。物理ボタン操作のみになります。
 
Pebbleは、そのすべてのモデルがタッチ操作に非対応でしたので、これまでのウォッチフェイスやアプリを利用するという意味では、特段タッチ操作は必要ないかなと思います。
 
ただ、Core Time 2にタッチディスプレイを搭載したのは、将来的にApple Watchのウォッチフェイスのようなコンプリケーション利用が出来るようにしたいということのようです(例えば、ウォッチフェイス上で、天気部分をタップしたら、天気アプリが起動する、のような利用法)。
 

出荷は7月を予定

公式ブログより 左はCore 2 DuoプロトタイプでPebbleOSが動いている様子。右は開発サンプル
Core 2 Duoは、Pebble 2と筐体デザインが共通で、部品も一部流用しているようです。すでに何十本もプロトタイプは出来ていて、Pebble OSもビルド出来ているようです。
 

それぞれの詳細: Core Time 2 について

rePebble、カラーE-inkディスプレイの「Core Time 2」の外観

カラーディスプレイモデルで、Pebble Time 2進化版だが、デザインはPebble 2

Pebble Time 2進化版と言えますが、筐体デザインは、Pebble2になります。ただ、筐体素材は金属になるとのことなので質感などで雰囲気が変わるのかなとは思います。 ディスプレイは、カラーの電子ペーパーディスプレイで、Core 2 duo よりはちょっと大きいディスプレイになります。ただ、これからさきタッチ操作に対応したウォッチフェイスやアプリが出てきたときに、タッチ操作出来たほうが便利、となるかもしれません。
Core 2 duoとCore Time 2とのディスプレイサイズの違い(公式ブログの動画からキャプチャ引用)
 
Core 2 Duo のところで記載したのですが、Core Time 2には、気圧計、電子コンパスはついておらず、心拍センサーがついています。

タッチディスプレイ搭載について

Core 2 Duoのところで記載しましたが、Core Time 2には、タッチディスプレイが搭載される予定になっています。将来的にApple Watchのウォッチフェイスのようなコンプリケーション利用が出来るようにしたいということのようです(例えば、ウォッチフェイス上で、天気部分をタップしたら、天気アプリが起動する、のような利用法)。 これまでのPebbleシリーズでは、タッチスクリーンを前提とした機能は無かったので、OSの実装大変じゃね?と思ったのですが、2015年に実はCutts(C2)というデバイス用にタッチスクリーンサポートを設計してちょっと開発していたらしいです。
 

12月に出荷予定。詳細は、今年(2025年)後半に発表予定

Core Time 2は、現在、最初のプロトタイプを作っている最中のようです。Ericが夢見たPebbleとのことなので、Pebble 2だけでて、Pebble Time 2が出なかったように、Core 2 Duoだけでて、Core Time 2だけ出ない、ということは無い、と信じています 😅
 

注意点がいっぱいある!

予定通り出荷されるかはわからない

公式ブログでもストアでも、遅れるかもしれないし、発売前に準備できない機能もあるかもしれないし、壊れるかもしれないし、長続きしないかもしれない、と述べています。 強度については、Pebbleシリーズが結構丈夫だったためそんなに心配していませんし、Pebble 2はボタンの強度に不満を覚える方も多かったらしく、今回Core 2 Duoはプラスチックボタンの裏側に金属を入れて強度を上げるなどしているようです。 一応、ストアのFAQでは、30日間、初期不良を保証してくれるようです。初期不良が合った場合、返送して交換品を無料で発送してくれるとのこと。
 

コンパニオンアプリは、iOS/Androidともに開発中

スマートフォン側に入れるアプリは、現在詳細が見えてきていないため、どういう操作性になるかは未知数です。Ericがやる以上大丈夫だとは思いますが、操作性・安定性などはちょっとわからない状態です。
 

iPhoneとの連携には一部機能に制限がある

iPhoneは、Apple Watchを擁するAppleの戦略により、サードパーティ向けアプリに制限が加えられているようです。そのため、Apple Watchで出来ることが自由に出来るわけではなく、フル機能を使いたい場合には、Androidでの利用が推奨されます。 ただ、最初にrePebbleの立ち上げで、rePebbleが欲しい!と言って登録した方の40%は、iPhoneを利用しているとのことで、対応自体はしていく予定のようです。
 
とはいえ、基本的な通知や、コンパニオンアプリによるウォッチフェイスの設定やアプリのインストールなど基本機能は問題なく使えるようです。 たとえば、ですが、以下のようなものが不可能なようです。
  • テキストメッセージを受信したという通知が来た場合、そこからリアクションを飛ばしたり、返信を送信したりする機能は不可能なようです。(iMessageに外部(Pebbleのコンパニオンアプリ)からアクセスできないようですね。)
  • 他のiOSアプリをPebbleから起動したりすることは不可能なようです。
  • iOS上でコンパニオンアプリを閉じた(終了した)場合、Pebbleはコンパニオンアプリとの通信、コンパニオンアプリを介したインターネット通信が出来ない
  • iOSがアクティブかどうかをPebble側から検知できないため、Apple WatchのようにiOS上で通知を受け取ったらApple Watchでは通知しない、のような機能は実現できない
  • Pebble独自のアプリストアを作ることが出来ない
ここらへんは、Ericはちょっとまえに、BeeperというアプリでAppleとバチバチにやりあってたので、説得力がある点かなと思っています。
iOSでの制限については、公式ブログに詳細があるので、気になる方はぜひご覧ください。

楽しみです!

という感じでまとめてみました。かなりの長文ですが、気になった点はまとめました。 気になる方は、早めに予約したほうが良いかと思います!(私は1つずつ予約購入しています) 下記リンクから購入ストアにいけます(特段私にお金が入ったりは全くしませんので、ぜひクリックして見に行ってみてください!)

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