Pebble創業者のEric Migicovskyが、 We're bringing Pebble back! というサイトを立ち上げ、その公式ブログにおいて、Why We’re Bringing Pebble Back という記事を投稿しています。
その驚くべき内容は、要約すると下記のようなものになります。
- 創業者のEric Migicovskyは、Pebbleに変わるスマートウォッチが出ることを願っていたが、その願いは叶わなかった
- 新しくスマートウォッチを作るという観点で考えると、ハードウェアは10年前よりも進化しているが、PebbleをPebble足らしめていたのは、ソフトウェアであり、Pebble OSであった
- Pebble OSは、Pebble社とともにfitbitが買収し、そのfitbitを買収したGoogleが保有していて使えなかった
- 交渉した結果、2025/1/27、Googleが保有していたPebble OSのソースをなんとオープンソース化した(google/pebble)
- これにより、またPebbleを復活させるプロジェクトを始める。公式のRePebbleプロジェクトページを立ち上げ、賛同者を募っている
Pebbleが復活するためには
RePebbleプロジェクトページで、「Do you want a new Pebble?」という部分があるので、そこで「Yes」から進んで登録しておきましょう(下記画像のような部分)
復活するってどういうこと?
下記のような特徴をもった新しいPebbleスマートウォッチ本体の新型が出る…かもしれません。
- 常時点灯の電子ペーパースクリーン(透過型ではなく反射型。 太陽光下で読める。 見やすい。 手首で光って他の人の気を散らさない)
- 長いバッテリー寿命(充電するものが1つ減る。 旅行中に余分なケーブルが必要なのは煩わしい)
- 創業者Ericがいつも使うコアな機能(時刻を知らせる、通知、音楽コントロール、アラーム、天気、カレンダー、睡眠/歩数トラッキング)を中心としたシンプルで美しいユーザーエクスペリエンス!
- ハック可能(どうやらApple Watch用のウォッチフェイスを自分で書くこともできないようだ。 それは横暴だ。 Pebbleのappstoreには16000以上のウォッチフェイスがあったんだ!)
この特徴は、Pebbleスマートウォッチの特徴そのものであり、現在主に流通しているスマートウォッチでは実現されていないものです。こういうスマートウォッチが欲しいという旨をPebble創業者Eric Migicovskyのブログの復活に関する記事で語っています。
そして、こういうスマートウォッチがあなたもほしいなら、RePebbleプロジェクトページから賛同を!とも呼びかけています。
頓挫するんじゃない?
大丈夫そうと思えるところ
まさかGoogleがソースをオープンにするとは思っていませんでした。また、Pebbleのウォッチフェイス資産やアプリ資産は、Rebbleプロジェクトがここ10年近く引き継いで来たので、失われてはいません。
また、Pebble創業者Eric Migicovskyのブログの復活に関する記事の最後のほうで、投資家から資金を募ることも、大きなチームを雇うことも考えておらず、小規模なチームで持続可能性を高めていくことを重視していると述べており、実現するとは限らないが、資金ショートなどの理由で頓挫してなくなる可能性も低いのではないかと思っています。
ダメかもと思えるところ
Pebble創業者Eric Migicovskyは、iPhone miniやXperia Compactのような小型のAndroidスマートフォンを作るプロジェクトでも似たようなことをしており(I want a small Android phone!)、そちらは特に動きがありません。
すでにあるコードベースとエコシステムを現代にキャッチアップさせて、すでにやったことがあるスマートウォッチを作るのと、全く新しくスマートフォンを作るのでは難易度が全然違いそうなので、比較にはなりませんが、ちょっと不安にはなります。
とはいえ、クラウドファンディングのように先払いでというわけではなく、賛同してもお金を払うわけではありませんし、名前も本名が求められているわけではないので、現状ではリスクなくただ欲しいか欲しくないかで賛同を決めてよいのではないかと単純に思っています。
復活してほしい!
Pebbleを諦めてはや数年、いろいろなスマートウォッチを試していますが、やはりPebbleが一番良かったなと今でも思っています。
このサイトも閉じようかどうか考えていたのですが、そんなときにこのニュースが入ってきて興奮しています!
また続報があり次第、本サイトでもお伝えしていこうと思っています!
参照
- 公式
- 公式 RePebble プロジェクトページ
- Pebble創業者Eric Migicovskyのブログの復活に関する記事
- X公式アカウント
- Github – Pebble OS ソース
- その他
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