Pebble Watch関連ソフトウェアがすべてオープンソースになった件とPebble Time 2*の続報(出荷時期、デザイン)

復活したPebble Watchを製造・販売するCore Devices社の代表Ericのブログが更新され、大きく下記3点について、情報が公開されました。
  1. Pebble Watch関連ソフトウェアがすべてオープンソースになった
  2. Pebble App Storeについて
  3. Pebble Time 2*の続報

1. Pebble Watch関連ソフトウェアがすべてオープンソースになった

本日(2025/11/25)、現在公開中のiOS/Android用のコンパニオンアプリ(母艦アプリ)のソースがオープンソースになりました。

これにより、Pebble Watchに関連するソフトウェアのソースは、一部の例外を除き、すべてオープンソースになりました。下記のようなソフトウェア郡になります。 さらにいえば、ハードウェアについても、電気設計ファイルと機械設計ファイル、回路図も公開されています。また、Pebble Time 2*は、ネジ止め式で開けてバッテリを交換できるようになる初めてのPebble Watchになるようです。

これにより、もし現在Pebble Watchを提供するCoreDevices社が消滅することになったとしても、かなりの部分がオープンです。自前でも可能になりますし、コミュニティの力で持続する可能性が高まりました。
 

2. Pebble App Storeについて

現在、Pebble App Storeは、Rebble(れぶる) Foundationの提供するアプリストアアーカイブを参照して提供されています。

CoreDevicesは、新しいアプリアーカイブを作成し、Archive.orgに公開されました。

さらに、コンパニオンアプリ(母艦アプリ)は、複数のアプリストアアーカイブを参照できるようにするようです。Rebble(れぶる) Foundationのアプリアーカイブと、上記の新しい公開のアプリアーカイブと複数のアプリアーカイブを参照し、Pebble App Storeを構成するようにするようです。

Rebble(れぶる) Foundationの提供するアプリアーカイブは、Rebble(れぶる)が提供し、Rebble(れぶる)の条件に従う必要があります。Rebble(れぶる)の統治はオープンではなく、また、Rebble(れぶる) Foundationもいつか消滅するかもしれません。

Rebble(れぶる)が先日提起したEricに対する告発で、Eric/CoreDevicesは、Rebble(れぶる)のアーカイブをスクレイピングして別のクローズドなアプリアーカイブを作るつもりだと警戒していましたが、今回の発表で完全に否定されました。


将来、上記のアーカイブやRebble(れぶる)のアーカイブが壊れたり、消滅したりしても、また別のアーカイブがあれば、コンパニオンアプリでそちらを参照するようにする(設定で変更できるかは不明ですが、そうでないなら、自前でビルドすればいい)ことで、ストアも切り替えて利用することができます。

※引き続き、現在通りの開発者独自の課金などを妨げるものではありません。また、開発者がより容易に収益を得るための方法も検討中とのことです。

開発者は、CoreDevices社の用意する新しいDevelover Dashboardから、アプリを公開でき、自動で上記のArchice.orgにアーカイブされます。

Rebble(れぶる) のアーカイブは、旧アーカイブ、これからはCodeDevicesが用意する新しい開発者ダッシュボードから公開され、上記のアーカイブに保存される、ということになりそうです。(引き続き、Rebble(れぶる)側のアーカイブに公開することも可能です。)

Rebble(れぶる)にとっては嬉しくないかもしれませんが、PebbleOS、コンパニオンアプリ、開発者ドキュメント、開発者ダッシュボードが一体となって進んでいくことになります。これにより、課金体制も整えやすくなりますし、CoreDevicesが継続的な収益を得ることも可能になるかもしれません。Pebbleの世界を広げ、前進させるために必要なことだと思います。

やはり、Rebble(れぶる)とEricとの論争をまとめている際に「Pebble OSがオープンソース化され、Ericが新しいPebbleを製造・販売すると言った瞬間に、Rebble(れぶる)が求められる役割は大きく変容した」と気づいたのですが、そのとおりなのかなと改めて思いました。
 

3. Pebble Time 2*の続報

出荷時期は、すごい早くて1月、大多数は3月〜4月

Pebble Time 2*は、現在(2025/11/25)、設計検証期間となり、最終調整前のデザインが公開されています。なんども言いますが、最終調整前のデザインです。
次は生産検証に入り、その後量産に入ります。ただ、防水性能や環境体制など問題が見つかればリスケジュールになります。

製造国の中国が、1月末から旧正月となり、3週間ほど休業期間に入ります。旧正月前に量産・出荷できるようにしたいが、現実的には旧正月明けになるため、大多数の配送、ユーザーの手元への到着は、3月〜4月となる見通しになっています。
 

カラーの選択肢

4色のカラーオプションから選択されます。
  1. ブラック/ブラック
  2. ブラック/レッド
  3. シルバー/ブルー
  4. シルバー/(未確定だが、おそらくホワイト)
これから数週間後(12月中)に、購入者に対してメールを送信する予定です。まだ送信されていませんので、問い合わせメールは送らないようにお願いします。
 

Pebble Time 2*は、現在(2025/11)購入可能です

Pebble Time 2*については、下記サイトで購入が可能です。
 

TickTalk(EricのYoutubeチャンネル)が更新されています

上記の内容について解説されています。Pebble Time 2*が紹介されていますので、興味があるかたはぜひ見てみてください。…英語ですが…

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