pebbleは、android端末でも、iOSデバイス(iPhone/iPad)でもペアにして連携させることが出来ます。
主な用途は、「スマホの通知内容をpebbleにも通知する」ということと、「スマホからpebbleの設定をする」という2つになります。
pebbleには、pebbleで動かせるアプリも入れることが出来ますが、そのアプリの設定や、表示順などもスマホアプリから設定することになります。
では、どのスマホでも全く同じか? というと、どうやらそうでもなく、OS毎に微妙に細かい違いがあるようです。上に挙げた2つの役割は果たせるのですが、その内容が細かく異なります。
このエントリでは、実際に使って気付いたandroidとiOS(iPhone/iPad)の比較をしています。
なお、比較は、下記のバージョンで行っています。
Androidアプリ:3.6.2-882-a3e170e
iOSアプリ:3.4
どんな感じで違うか
だいたいAndroid版の方がより高機能で、新機能の実装も速いです。
その理由として考えられるのは、Androidの方が自由に開発できるという点や、Apple Watchという敵が居ない事やAndroidの方が世界的に見ればシェアが高い点などからマーケティング上の理由もあるかもしれません。
一方、iOSの方が若干扱いが悪い理由として考えられるのは、iOS版開発へのリソースが足りないか、もしくは、iOSの通知領域への開発上の制限があって開発しづらいとかだと思います。
気付いた違い
アプリUI
Androidアプリ版は、より新しいUIになっていますが、iOS版は、そのままです。
劇的に変わったわけではなく、最近のトレンドに合わせた使い勝手の良いものになっているとのことですが、好みもありますので、どちらが良いかはなんともいえません。
通知内容の長短
Android | iOS(iPhone/iPad) |
---|---|
Androidアプリ版は、通知される内容が長くスクロールして見る感じですが、iOS版は、通知内容が短いです。
とはいえ、どちらでも大抵の概要は分かります。
重複通知OFF機能
Androidアプリ版では、ユーザーが通知を見たであろう場合(スリープモードで無い場合、すなわちスマホを利用中に通知が来た場合)には、Pebbleには通知しないという設定があります。(設定は、Always Send NotificationsのOn/Offで行います。)
他方で、iOS版では常に通知され、そのような設定項目はありません。
通知内容のアプリ毎のON/OFF
Android版では、Pebbleへの通知を有効にするアプリを選択することが出来ます。
一方、iOS版では、それは出来ません。
通知消去の相互同期
通知をPebble側でdismissとすると、スマホ側も通知から消え、またスマホ側で通知を消すと、Pebbleも通知画面からウォッチフェイス画面に戻ります。
Androidアプリ版も、iOS版も、これが出来ます。
逆に、通知をスマホ側で消去すると、Pebbleも通知画面からウォッチフェイス画面に戻るという機能は、Androidアプリ版は、可能ですが、iOS版は、これが出来ません。
これは、iOSがその通知だけ消去出来ないからかもしれません(日付毎に消去しか出来ない)。iOS版では通知を開いて消しても同様です。
通知に対するアクション
通知を消去(dismiss)することは出来るのですが、Android版は、それとは別に簡易返信機能があります。iOS版はありません。
予定に対するアクション
Android版では、新予定の招待やタイムライン上の予定に対するアクション(受け入れる、断る、キャンセル、その他)が可能ですが、iOS版では不可です。
比較表
比較点 | Android | iOS(iPhone/iPad) |
---|---|---|
アプリver. | 3.6.2-882-a3e170e | 3.4 |
アプリUI | 新UI | 従来UI |
通知内容の長短 | 長め | 短め |
重複通知OFF機能 | ○ | × |
通知内容のアプリ毎のON/OFF | ○ | × |
通知消去の同期(pebble→スマホ) | ○ | |
通知消去の同期(pebble→スマホ) | ○ | × |
通知に対するアクション | ○ | × |
予定に対するアクション | ○ | × |
終わりに
その他、気付かない点で違いがあるかもしれません。また気付いたらエントリーを修正もしくは追加していきたいと思います。
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