pebble (ぺぶる) とは?

pebble image on kickstart
本サイトは、スマートウォッチ pebble (ぺぶる) についての総合情報サイトを目指しています。
本ページは、その最初の総説的なページとなります。

概要、特徴、スマートウォッチ自体についてなどとなります。

pebbleの各モデルの概要および比較表は、こちらのpebble 各モデル解説・比較表というページをご覧下さい。

では、pebble (ぺぶる) とはなにか?

カラーでモダンな感じのウォッチフェイス
pebbleは、スマートウォッチです。携帯電話がスマートフォンに置き換えられたように、腕時計を置き換えるデバイス・ガジェットになります。
「スマート」という言葉が何を意味するかというのは色々な解釈がありますが、アプリによるプログラマブルなデバイスであることがその最たるものだと言えます。スマートウォッチも、時計の盤面のデザインや、そこに表示する情報を自由にカスタマイズできることに加えて、スマートウォッチ上で動作するアプリがあることが特徴です。

スマートウォッチ市場では、現在3つの勢力があるといえます。一つは、iPhoneを擁するAppleの「Apple Watch」。もう一つは、Androidを擁するGoogle(OHA)の「Android Wear」というOSを搭載したもの。そして、最後の一つが、この「pebble」(ぺぶる)となります。

pebbleの誕生

kickstarterのロゴ しかし、スマホで主役のAppleやGoogleを差し置いて、第三のスマートウォッチ pebble (ぺぶる) が2013年に誕生しました。しかも、その登場は大企業発でなく、クラウドファンディング「kickstarter」サイト発でした(該当ページ:Pebble: E-Paper Watch for iPhone and Android by Pebble Technology — Kickstarter)。クラウドファンディングとは、かなりざっくりですが、最初に製品コンセプトや概要を提示し、その製品が欲しい、ないし支援したいという方の出資を募って、その出資を元に製品を作成するということです。「kickstarter」は、そのクラウドファンディングのためのプラットフォームを提供する大手サイトです。(国内ですと、READYFORCAMPFIREが大手です。)

 クラウドファンディング自体が新しい動きであり、目標とした投資額に達しない(or 製造に必要な額に達しない)場合には、投資を返金して終了ということもありうるなか、pebble (ぺぶる) は、68,929人の支援者をあつめ、約1030万ドル(2015年8月9日現在のレートだと12億円強)を集めました。

 どこかあやしげなサービスとしてクラウドファンディングを見ていた人(=私)も、クラウドファンディングサービスの社会的意義を確信した瞬間でもあります。

pebbleの特徴

pebbleの特徴は、一言で言えば「最適解である」という点だと私は考えています。

pebbleは、特徴として下記のような点を持っています。

  • 常時表示かつ直射日光下でも見やすいディスプレイ
  • 長時間もつバッテリ(満充電時、最大7日間)
  • (他と比べて) 安い価格
  • スマホを選ばない (AndroidでもiPhoneでも)
  • 防水性能

新しいデバイスとはいえ、腕時計であることを放棄してはいけません。われわれは一応腕時計の代わりに腕時計の用途を果たすものとしてスマートウォッチを利用します。そのため、時間は常時表示していてほしいですし、太陽光下だと見えないということがあったら不満に感じます。当たり前の部分ではあるのですが、この当たり前の部分が出来ないというのは意外にもストレス度合いが大きいのです。

また、IT系の新しいモバイルデバイスは、お約束のように登場当初は電池が持たないです。これに倣って、今のところ、Apple WatchもAndroid Wearも1日持つというところを満たすレベルです。しかし、pebbleは、最大7日間持つと謳っており、実際とても電池が持ちます。
問題は、腕時計と同等のバッテリ持ちで無い、ということではなく、我々はすでに毎日のように充電が必要なデバイスを1台持ち歩いているということです。人によっては2台持ち歩いているかもしれません。自分も数台スマホや携帯電話、デジタルガジェットを持っていることもあるのでわかるのですが、どうにも頻繁に充電しないといけないデバイスが複数台あると乗数倍のようにめんどくさく感じます。毎日充電しないといけないデバイスは、せいぜい2台が限界だと思います。(最近のスマホは、充電スタンドも付属してませんし。)

さらに購入の障壁として、「防水じゃなくて、水に弱い」「自分の使っているスマホだと使えない」「試してみようにも価格が高い。なんならスマホより。」というような状況だと、正直スマートウォッチはいつまでも縁遠い商品のままです。この点にもpebbleは応えています。(価格は賛否あるかもしれませんが。)

Apple Watch じゃダメなの?

スマートウォッチというデバイスを端的に見て、最も重要な特徴は「小さい」ということです。当然のことかもしれませんが、この「小さい」という特徴から様々な特性、メリット・デメリットが導かれます。それは、以下のようなものです。

  • バッテリ容量を大きくできない
  • ディスプレイを大きくできない
  • インターフェースの幅・余地が小さい

これらから、リッチな端末にしようと思うと電池が持たないし、UIに無理が生じることがわかります。この点を、Apple Watchは次の2点でうまく解決して、リッチ端末にしています。

1.タッチUIをWatch用に突き詰めて変容させ、さらにデジタルクラウン(竜頭)と組み合わせたUIにする
2.重い処理をiPhone/iPad本体に任せ、iPhone/iPad専用にする

しかし、それでも「電池が1日しかもたない」ですし、「iOSデバイスが無いと使えない」ということになります。前者を苦に感じない、すでにiOSデバイスを持っている人は、…まぁ、たくさんいると思うのですが(^^;)、それが大勢かと言われれば、おそらくそうではなく、どちらかというと少数派ではないかというのが私個人の感想です。

pebble (ぺぶる) とはどういう意味?

Weblio辞書によれば、pebbleとは、「小石」「小さな宝石」という意味のようです。
後者の「小さな宝石」という意味が強いでしょうが、競合(?)である「Apple Watch」や「Android Wear」にしてみれば小石のような規模から始まったところからくるニヒリズムなのかもしれません。
「ぺぶる」という響きが可愛いからという意味もありそうです。

スマートウォッチの将来について

IT業界は、トップが利益を総取りするのがほとんどという特徴を持っています。例えばスマートフォン市場においては、Appleが市場の生み出す利益の実に92%を吸い上げているとされています(関連記事:Q1世界スマホ市場、アップルは利益シェアで92%  :日本経済新聞)。

(作成中)

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